シコクカッコソウ

概要

四国カッコウソウは、絶滅危惧種に指定されている貴重な植物です。日本の固有種であり、四国山地の限られた地域にしか自生していません。早春に、淡紅色の可憐な花を咲かせます。花弁は深く5裂し、独特の形状をしています。他のサクラソウ属植物と比べて、開花時期がやや遅く、花弁の形状も特徴的です。生育環境は、石灰岩地帯の湿った岩場など、限られた条件下でしか生育できません。そのため、開発や盗掘などによる影響を受けやすく、保護活動が重要な課題となっています。その希少性と美しさから、近年注目を集めており、保全に向けた取り組みが進められています。