ウスジロドクガ

概要

ウスジロドクガは、毒針毛を持つガの一種です。成虫は白っぽい翅に黒い斑点を持つ、比較的美しい姿をしていますが、幼虫には注意が必要です。幼虫は体毛に毒針を含んでおり、触れると皮膚炎を起こします。激しい痒みや痛みを伴い、場合によっては発熱やリンパ腺の腫れなどの症状が出ることもあります。 幼虫は様々な樹木の葉を食害し、都市部でも公園や街路樹などで見られるため、遭遇する可能性があります。見かけても絶対に触らないようにし、幼虫や繭に触れた可能性がある場合は、衣服を払い、石鹸でよく洗い、症状が出た場合は医療機関を受診しましょう。 成虫は毒針毛を持たないため、成虫自体は危険ではありません。