イシガキニイニイ

概要

イシガキニイニイは、沖縄諸島に生息するセミの一種です。体長は30mmほどで、オスは「ジーッ」と、メスは「チッチッ」と鳴きます。オスの鳴き声は、他のセミと比べて低く、独特の音色を持っています。体は黒褐色で、翅に白い斑紋があります。この白い斑紋は、個体によって多少異なります。主にリュウキュウマツなどの針葉樹に生息し、樹液を吸って生活しています。成虫は夏に現れ、比較的短期間で寿命を終えます。近年、生息地の減少などにより、その数を減らしている可能性も指摘されています。沖縄の自然を象徴する昆虫の一つとして、保護の必要性が叫ばれています。