オオムラハナカメムシ

概要

オオムラハナカメムシは、カメムシ目の中でも特に美しい種類として知られています。体長は1.5cmほどで、全体的に黒色を基調としつつ、鮮やかな赤やオレンジ色の斑紋が特徴です。この派手な色彩は、捕食者への警告色と考えられています。 主に南方系の種で、日本では南西諸島に生息しており、花の上でよく見られます。成虫は春から秋にかけて活動し、花の蜜や花粉を餌としています。幼虫は成虫とよく似た姿をしていますが、やや小さく、色彩も若干異なります。 その美しい姿から、昆虫写真家の間でも人気の高い種類です。ただし、他のカメムシ類と同様に、刺激すると臭いを出す場合がありますので、観察の際は注意が必要です。