ネズミシバ

概要

ネズミシバは、イネ科の多年草で、日本全国の道端や空き地など、日当たりの良い場所に広く分布する雑草です。細く硬い葉を持ち、地面を這うように広がります。茎は節から根を出し、群生するため、一度生えると駆除が困難な場合があります。夏には、細長い花穂を出し、多数の小穂をつけます。乾燥にも強く、踏みつけにも耐えるため、芝生やグランドカバーの代わりとして利用されることもあります。その繁殖力の強さから、時には在来植物の生育を阻害するなど、問題となるケースもあります。しかし、土壌の浸食防止にも役立つなど、生態系における役割も無視できません。