オオセグロカモメ

概要

オオセグロカモメは、大型のカモメの一種で、日本近海を含む北太平洋に広く分布しています。翼を広げると1.5メートルにも達し、成鳥は背と翼が濃い灰色、頭部は白く、くちばしは黄色で先端が赤く、足は黄色をしています。 主に魚介類を餌とし、海岸線や河口、漁港などで見られます。繁殖期には、集団でコロニーを形成し、岩礁や砂浜などに巣を作ります。高い警戒心を持つ一方で、人間の生活圏にも近づくことが多く、港やゴミ捨て場などで餌を探している姿もよく見られます。力強く、長距離を移動することもできる渡り鳥です。 幼鳥は成鳥とは異なる羽色をしており、数年の歳月をかけて成鳥の羽色へと変わっていきます。