キンチャクアオイ

概要

キンチャクアオイは、ウマノスズクサ科の多年草で、独特の花の形からその名が付けられました。地面を這うように広がり、暗紫色の袋状の花を地面に伏せて咲かせます。花期は春で、開花時期には地面から顔を出す独特の花の姿は、まるで小さな袋のようです。葉はハート型で、光沢のある緑色をしています。山地の林下などに自生し、比較的湿った半日陰を好みます。観賞用として栽培されることもあり、その美しい葉と個性的な花は、山野草愛好家から人気があります。全草に芳香があり、漢方薬としても利用されてきました。