ズグロカモメ Larus saundersi VU 分類: 鳥類 概要 ズグロカモメは、小型のカモメで、その名の通り頭部が黒いのが特徴です。繁殖期には頭部が黒褐色になり、くちばしは黒く、足は黄色くなります。非繁殖期には頭部が白くなり、目の周りに黒い斑点が残ります。主に沿岸部や河口などに生息し、魚類や甲殻類などを捕食します。日本では、主に九州以南に分布し、冬季には個体数が減少します。近年、生息数の減少が懸念されており、環境保全の取り組みが重要となっています。繊細な容姿と、その生息地の減少によって、希少な鳥類として注目されています。警戒心が強く、観察には注意が必要です。