ニッポンアワフキバチ

概要

ニッポンアワフキバチは、ハチ目アワフキバチ科に属する小型のハチです。体長は5～7mmほどで、黒色を基調とした体に、わずかに黄色の斑紋が見られます。主に平地から低山地の草地に生息し、アブラムシを狩る狩りバチとして知られています。 メスはアブラムシを捕獲し、土中に作った巣穴に運び込み、卵を産み付けます。孵化した幼虫は、新鮮なアブラムシを餌として成長します。そのため、農作物にとって益虫としての側面も持ち合わせています。 飛翔能力が高く、素早く飛び回って獲物を探します。警戒心が強く、不用意に近づくとすぐに飛び去ってしまいます。その姿は、アワフキという名の通り、泡のように軽やかに見えることから、その名が付けられたと考えられています。比較的普通に見られる種ですが、その小さな体と素早い動きから、観察するには注意が必要です。