オガサワラヒゲベッコウ

概要

小笠原諸島固有種であるオガサワラヒゲベッコウは、ハチ目ベッコウバチ科に属する希少な昆虫です。体長は1cm程と小さく、黒と黄色の縞模様が特徴的です。他のベッコウバチと同様に、狩りバチの一種で、獲物を麻痺させて巣に運びます。 生息地である小笠原諸島の森林環境の悪化や外来種の侵入などにより、個体数は減少傾向にあり、絶滅危惧種に指定されています。その生態については未だ不明な点も多く、今後の研究が待たれています。美しい姿と希少性から、小笠原諸島の貴重な自然遺産と言えるでしょう。