ツノアカヤマアリ Formica fukaii DD 分類: ハチ目 概要 ツノアカヤマアリは、日本固有種のアリで、その名の通り頭部に角のような突起を持つことが特徴です。体色は赤褐色で、腹部は黒っぽく、体長は女王アリで約10mm、働きアリで約5~7mmと比較的大きめです。主に山地の森林に生息し、落葉層や朽木の下などに巣を作ります。他のヤマアリ類と同様に多雌性で、複数の女王アリが一つの巣に共存します。食性は雑食性で、昆虫の死骸や甘露などを餌とします。近年、生息地の減少により個体数が減少傾向にあると考えられており、希少なアリとして注目されています。