MENU
分類: アミメカゲロウ目

ヤマトセンブリ

Sialis yamatoensis
DD
分類: アミメカゲロウ目
ヤマトセンブリ

概要

ヤマトセンブリは、アミメカゲロウ目に属する水生昆虫です。体長は20mmほどで、体は細長く、翅は網目状の翅脈を持つのが特徴です。幼虫は水中で生活し、他の水生昆虫などを捕食する肉食性です。成虫は水辺近くの植物などに止まり、短い期間だけ活動します。 幼虫は、水中の石などに付着した藻類や小動物を捕食し、成長します。成虫は口器が退化しており、ほとんど摂食しません。そのため、成虫の寿命は短く、繁殖活動に専念します。 ヤマトセンブリは、清流に生息する指標生物としても知られており、その生息状況は水質の豊かさを示すバロメーターとなっています。近年、生息地の減少や水質汚染により、個体数が減少している地域も見られます。

絶滅危惧カテゴリー一覧

絶滅(EX: Extinct)
危険度: 最大
すでに絶滅したと考えられる種。過去50年間信頼できる調査で生存が確認できておらず、すべての個体が死滅したと考えられる場合。
野生絶滅(EW: Extinct in the Wild)
危険度: 極めて高い
飼育・栽培下でのみ存続している種。自然状態での生存が確認できず、動物園や植物園などでの保護下でのみ生存が確認されている場合。
絶滅危惧IA類(CR: Critically Endangered)
危険度: 非常に高い
ごく近い将来における野生での絶滅の危険性が極めて高いもの。個体数の激減や生息地の著しい減少が確認されている種。
絶滅危惧IB類(EN: Endangered)
危険度: 高い
IA類ほどではないが、近い将来における野生での絶滅の危険性が高いもの。生息条件の悪化や個体数の減少が進行している種。
絶滅危惧II類(VU: Vulnerable)
危険度: 中程度
絶滅の危険が増大している種。現在の状態をもたらした圧迫要因が引き続き作用する場合、近い将来「絶滅危惧I類」のカテゴリーに移行することが考えられる種。
準絶滅危惧(NT: Near Threatened)
危険度: やや低い
現時点での絶滅危険度は小さいが、生息条件の変化によっては「絶滅危惧」として上位カテゴリーに移行する可能性がある種。
軽度懸念(LC: Least Concern)
危険度: 低い
上記のカテゴリーに該当しない種。現時点では絶滅の危険性が低く、生息状況が安定している種。
情報不足(DD: Data Deficient)
危険度: 評価不能
評価するだけの情報が不足している種。危険性の評価が可能な情報が得られていない状態の種。
目次