ウラグロチビナミシャク

概要

ウラグロチビナミシャクは、小型のシャクガで、翅の開張は15～20mmほどです。全体に淡褐色で、翅の外縁は波状を呈します。名前の通り、翅の裏面は黒っぽい褐色をしており、これが識別点の一つです。幼虫は様々な植物の葉を食べて育ち、成虫は初夏から秋にかけて見られます。比較的普通種ですが、地味な色合いのため、気づかれにくい蛾です。日中活動することもあり、樹木の幹や葉の上などで静止している姿を観察できます。分布は日本各地に広く及び、森林周辺の環境を好みます。