オオハマハマダラカ

概要

オオハマハマダラカは、ハマダラカ属に属する蚊の一種です。主に沿岸部や河口付近の汽水域に生息し、マングローブ林などの湿地帯を好んで繁殖します。他のハマダラカと比べて体が大きく、翅に特徴的な斑紋があります。ヒトを刺して吸血するだけでなく、マラリアなどの病気を媒介する可能性があるため、衛生害虫として扱われます。その生息域は、熱帯から亜熱帯地域に広がり、日本でも一部地域で見られます。防除対策としては、幼虫の発生源となる湿地の管理や、成虫に対する殺虫剤の散布などが行われています。近年、温暖化の影響による生息域の拡大も懸念されています。