アマミカバフドロバチ

概要

アマミカバフドロバチは、ハチ目ドロバチ科に属するハチの一種です。体長は10mmほどで、全体に黄褐色の毛で覆われています。他のドロバチと同様に、狩りバチの仲間で、幼虫の餌として他の昆虫を狩ります。 特徴的なのは、その営巣行動です。木の枝などに泥で巣を作り、狩ってきた昆虫の幼虫などを運び込み、卵を産み付けます。巣は複数の部屋からなり、それぞれに餌と卵が用意されます。 奄美大島に分布し、比較的低地の森林で見られます。他のドロバチと比べて、やや小型で、毛深い体と黄褐色の色彩が特徴です。生態についてはまだ不明な点も多いですが、貴重な在来種として、その保全が望まれています。