クロシオガムシ

概要

クロシオガムシは、日本固有種で、四国と九州の一部地域にのみ生息する希少な甲虫です。体長は数ミリと小さく、体は扁平で、暗褐色をしています。河川の上流域に生息し、清流に依存した生活を送っています。主に河床の石などに付着した藻類などを食べて生活しており、その生態については未だ不明な点も多いです。生息地の環境変化や河川改修の影響を受けやすく、個体数の減少が懸念されています。そのため、環境省レッドリストで絶滅危惧種に指定されており、保全対策が必要な種となっています。その希少性と特異的な生息環境から、学術的にも貴重な昆虫です。