コマルケシゲンゴロウ

概要

コマルケシゲンゴロウは、ゲンゴロウ科に属する小型の水生昆虫です。体長はわずか数ミリメートルで、黒褐色の体色をしています。池や沼などの止水域に生息し、水面に浮かぶ植物や水底の落ち葉などに潜んでいます。肉食性で、小さな水生昆虫などを捕食します。他のゲンゴロウ類と比べて体が小さく、丸みを帯びているのが特徴です。日本では比較的広く分布していますが、個体数は多くなく、水質のきれいな環境を好むため、その生息状況は環境指標としても注目されています。近年は開発などによる生息地の減少が懸念されています。