キュウシュウコルリクワガタ（ニシコルリクワガタ九州亜種）

概要

九州コルリクワガタは、コルリクワガタの九州地方に生息する亜種です。体長はオスで10～18mm、メスで9～15mmほどと小型で、オスは頭部に大きな大顎を持ちます。体は緑色の金属光沢をもち、美しい外見が特徴です。主にブナ帯の広葉樹林に生息し、クヌギやコナラの樹液を餌とします。夜行性で、灯火にも飛来することがあります。近年、開発や森林伐採による生息地の減少が懸念されています。他のコルリクワガタと比較してやや小型で、大顎の形状にも違いが見られます。希少種として、保護の必要性も指摘されています。