クチキゴミムシ

概要

クチキゴミムシは、体長10mmほどの小さな甲虫で、黒光りする体と、やや扁平な体型が特徴です。主に朽ち木や土壌中に生息し、夜行性で、昼間は朽木の中などに潜んでいます。肉食性で、他の昆虫などを捕食します。幼虫も成虫と同様に朽ち木の中で生活し、他の昆虫の幼虫などを食べて成長します。 比較的湿った環境を好み、林縁や森林内などで見られます。個体数は多くなく、目にする機会は少ないかもしれません。分布は日本全国に及び、比較的普通に見られる種ではありますが、その生態についてはまだ不明な点も多いです。朽ち木を主な生息場所とするため、森林生態系において重要な役割を果たしていると考えられます。