ナゴヤサナエ

概要

ナゴヤサナエは、日本の固有種であるトンボの一種です。体長は6～7cmほどで、オスは成熟すると胸部側面に青白い粉を吹きます。メスはオスよりもやや大きく、腹部が太めです。河川の上流域に生息し、清流を好むため、水質の良い環境の指標生物としても注目されています。幼虫は、河川の石の下などに潜んで生活し、他の水生昆虫などを捕食します。成虫は5～7月頃に羽化し、渓流沿いを活発に飛び回ります。近年、生息地の減少により個体数が減少傾向にあるため、保護活動が重要視されています。その美しい姿と、清流環境の保全に繋がる重要な役割を持つトンボです。