フタモンアメイロカミキリ母島列島亜種

概要

母島列島に生息するフタモンアメイロカミキリの亜種は、その名の通り二つの斑紋が特徴的なカミキリムシです。本土の亜種と比べ、より黒みが強く、体全体に光沢があります。体長は10～15mm程度と小型で、主に母島列島の固有植物を食樹としています。森林の減少や外来種の侵入など、生息環境の悪化が大きな脅威となっており、その希少性から、絶滅危惧種に指定されています。観察は容易ではありませんが、運良く出会えれば、その美しい姿と、母島列島の豊かな自然を象徴する存在として、強く印象に残るでしょう。 生息地での保護活動が、この貴重なカミキリムシの未来を守る上で不可欠です。