アカツヤドロムシ

概要

アカツヤドロムシは、水生昆虫の一種で、その名の通り赤みを帯びたツヤのある体を持つのが特徴です。小型で、体長は数ミリメートル程度です。主に河川や池などの流れの緩やかな水域に生息し、水底の石や水草などに付着した藻類などを食べて生活しています。 体は楕円形で、背面は滑らかで光沢があります。脚は比較的短く、水底を這うように移動します。成虫は春から秋にかけて見られ、水辺の環境指標となる種でもあります。生息環境の汚染に敏感なため、その存在は水質の清浄さを示唆します。幼虫期については、成虫と同様に水中で生活し、藻類などを食べて成長すると考えられています。生態についてはまだ解明されていない部分も多く、今後の研究が待たれる昆虫です。