ヤシャゲンゴロウ

概要

ヤシャゲンゴロウは、日本固有種の水生昆虫で、ゲンゴロウ科に属します。体長は20～25mmほどで、全身が黒く、光沢のある硬い体を持っています。後脚は長く、オールのように水を掻いて泳ぎます。 主に池や沼などの止水域に生息し、水生昆虫や小魚などを捕食する肉食性です。成虫は春から秋にかけて見られ、水中で生活しますが、産卵のために陸上に上がることがあります。 近年、生息地の減少や水質汚染などにより、個体数が減少しており、一部地域では絶滅危惧種に指定されています。その美しい姿と希少性から、注目を集める昆虫です。