キボシチビコツブゲンゴロウ

概要

キボシチビコツブゲンゴロウは、体長2～3mmほどの小さなゲンゴロウです。名前の通り、体には黄色の斑点があり、背面は黒褐色をしています。水田や湿地などの止水域に生息し、水面を素早く泳ぎ回ります。他のゲンゴロウ類と比べて小型で、発見が難しいことから、詳しい生態は未だ不明な点が多い種です。幼虫は水中で生活し、他の小型水生昆虫などを捕食すると考えられています。近年、生息環境の減少によって個体数が減少し、希少な種となっています。環境変化に敏感なため、その生息状況は水質や湿地の保全状況を反映していると言えるでしょう。