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分類: 蘚苔類

イワゼニゴケ

Mannia triandra (Scop.) Grolle
CR+EN
分類: 蘚苔類
イワゼニゴケ

概要

イワゼニゴケは、高山帯の岩上や湿った土壌に生育するコケ植物です。葉状体と呼ばれる、葉と茎の区別のない扁平な体で構成され、その表面には細かい凹凸が見られます。緑色で、湿った状態では鮮やかな色合いを呈します。乾燥するとやや褐色に変色します。比較的大きく、肉眼でも容易に確認できるのが特徴です。他のコケ植物と比べて、やや厚みがあり、しっかりとした質感を持っています。生育環境は、日当たりがよく、湿度の高い場所を好みます。高山植物観察の際には、岩肌に張り付くように生育している姿を見つけることができるでしょう。 繁殖は胞子で行われ、胞子体は比較的短い柄の先に胞子嚢をつけます。

絶滅危惧カテゴリー一覧

絶滅(EX: Extinct)
危険度: 最大
すでに絶滅したと考えられる種。過去50年間信頼できる調査で生存が確認できておらず、すべての個体が死滅したと考えられる場合。
野生絶滅(EW: Extinct in the Wild)
危険度: 極めて高い
飼育・栽培下でのみ存続している種。自然状態での生存が確認できず、動物園や植物園などでの保護下でのみ生存が確認されている場合。
絶滅危惧IA類(CR: Critically Endangered)
危険度: 非常に高い
ごく近い将来における野生での絶滅の危険性が極めて高いもの。個体数の激減や生息地の著しい減少が確認されている種。
絶滅危惧IB類(EN: Endangered)
危険度: 高い
IA類ほどではないが、近い将来における野生での絶滅の危険性が高いもの。生息条件の悪化や個体数の減少が進行している種。
絶滅危惧II類(VU: Vulnerable)
危険度: 中程度
絶滅の危険が増大している種。現在の状態をもたらした圧迫要因が引き続き作用する場合、近い将来「絶滅危惧I類」のカテゴリーに移行することが考えられる種。
準絶滅危惧(NT: Near Threatened)
危険度: やや低い
現時点での絶滅危険度は小さいが、生息条件の変化によっては「絶滅危惧」として上位カテゴリーに移行する可能性がある種。
軽度懸念(LC: Least Concern)
危険度: 低い
上記のカテゴリーに該当しない種。現時点では絶滅の危険性が低く、生息状況が安定している種。
情報不足(DD: Data Deficient)
危険度: 評価不能
評価するだけの情報が不足している種。危険性の評価が可能な情報が得られていない状態の種。
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