フウチョウゴケ

概要

フウチョウゴケは、樹木の樹幹や岩上に生育する美しいコケ植物です。鮮やかな緑色で、枝分かれが多く、羽状に広がる姿が特徴的です。葉は小さく、卵形で、表面には細かい凹凸が見られます。胞子体は比較的大きく、棍棒状の柄の先端に丸い胞子嚢をつけます。その姿が鳳凰の羽根を連想させることから、この名前が付けられました。比較的湿潤な環境を好み、森林内などに見られます。観賞用としても人気があり、テラリウムなどにも利用されます。生育には、適度な湿度と日陰が必要です。 比較的丈夫な種類ですが、乾燥には弱いので注意が必要です。