ミギワギボウシゴケ

概要

ミギワギボウシゴケは、岩上や樹幹に着生するコケ植物です。乾燥時には葉が縮れて硬く見えますが、湿ると葉が展開し、柔らかな印象になります。葉は披針形で、長さ1～2mm程度と比較的小さく、葉縁には細かい歯があります。茎は直立し、密に葉がつきます。胞子体は比較的稀にしか見られません。日当たりの良い、やや乾燥した環境を好み、山地から亜高山帯にかけて生育しています。その名の通り、岩の縁など、比較的露出した場所に生育していることが多いのが特徴です。他のギボウシゴケ属と比べても、葉の柔らかさや生育環境に特徴があり、同定のポイントとなります。