オオタカ

概要

オオタカは、日本の山林に生息するタカ科の猛禽類である。体長はオスで約50cm、メスで約60cmと、タカ類の中でも大型の種類に入る。全体に暗褐色の羽毛を持ち、胸から腹にかけては白地に褐色の横縞があるのが特徴だ。鋭い爪と嘴を持ち、主に森林で小鳥や小型の哺乳類などを狩って生活する。高い木の上に枯れ枝などを集めて巣を作り、通常1～4個の卵を産む。近年、森林伐採や開発による生息地の減少、農薬の影響などにより個体数が減少しており、絶滅危惧種に指定されている地域もある。その俊敏な狩りと威風堂々とした姿は、古くから人々の注目を集めてきた。