サシバ Butastur indicus VU 分類: 鳥類 概要 サシバは、タカ科に属する中型の猛禽類です。日本では夏鳥として全国各地に渡来し、山地の森林や草原などで繁殖します。主にネズミや昆虫、カエルなどを捕食し、鋭い爪と鉤状のくちばしで獲物を捕らえます。 オスとメスはほぼ同色で、上面は褐色、下面は白っぽく、胸に褐色の縦斑があります。翼を広げると、翼の先端付近に白い斑紋が目立ちます。秋には越冬のため、フィリピンやマレーシア方面へ渡って行きます。 近年、サシバの個体数は減少傾向にあり、森林伐採や農薬の影響などが懸念されています。その美しい姿と生態を守るため、保全活動が重要となっています。