アマミヤマシギ Scolopax mira VU 分類: 鳥類 概要 奄美大島固有種の鳥、アマミヤマシギは、夜行性で、主に森林の湿地や渓流沿いに生息しています。体長は約30cmと、ヤマシギよりもやや小型です。上面は暗褐色で、縦斑があり、保護色となっています。下面は淡褐色で、胸には黒褐色の斑点があります。長い嘴で土中からミミズなどの無脊椎動物を捕食します。繁殖期には「ピッピッ」という鳴き声を発します。近年、生息数の減少が懸念されており、開発による生息地の減少や、狩猟などが主な原因と考えられています。環境省レッドリストでは絶滅危惧IA類に指定されており、保護対策が急務となっています。その希少性から、奄美大島の貴重な自然遺産と言えるでしょう。