キンバト

概要

キンバトは、体長約25cmの小型のハトで、日本には南西諸島に分布しています。オスは頭部から頸部が赤褐色で、背は緑色を帯びた褐色、胸から腹にかけては淡いピンク色をしています。メスはオスよりやや色が淡く、全体的にくすんだ色合いです。 主に地上で生活し、種子や果実などを食べます。繁殖期は春から夏にかけてで、樹上に木の枝や葉などを用いて巣を作り、2個の卵を産みます。警戒心が強く、人の姿を見るとすぐに茂みに隠れてしまいます。その美しい羽色と、静かに暮らす姿から、観賞用としても人気があります。しかし、生息地の減少などにより、個体数は減少傾向にあります。