ホルストガエル Babina holsti EN 分類: 両生類 概要 ホルストガエルは、日本固有種のカエルで、沖縄島と奄美大島に生息しています。比較的大きめのカエルで、体長はオスで約7~9cm、メスで約8~11cmに達します。体色は褐色や灰褐色で、不規則な斑紋を持ち、環境に合わせた保護色となっています。 水辺を好むものの、完全水生ではなく、湿った森林や河川敷の土中などに潜むことも多く、繁殖期以外は水中で生活することは少ないです。繁殖期には水田やため池などに集まり、水中に卵塊を産みます。オタマジャクシは比較的大きく、数ヶ月かけて変態します。 近年、生息地の減少や環境の変化によって個体数が減少しており、絶滅危惧種に指定されています。その美しい姿と希少性から、保全活動が重要視されています。