フサハリタケ

概要

フサハリタケは、広葉樹の枯れ木に群生する、白色腐朽菌の一種です。傘は扇形から腎臓形で、表面は白く、細かい毛に覆われています。 縁は波状にうねり、成長すると厚くなります。 特徴的なのは、傘の裏側に垂れ下がる多数の針状の歯牙で、これが「フサ」の名の由来となっています。 比較的硬く、食用には適しませんが、木材腐朽に関わる生態系において重要な役割を果たしています。 初夏から秋にかけて、林の中で見つけることができます。その独特の形状は、他のキノコと容易に見分けることができます。 美しい姿とは裏腹に、木材の腐朽を引き起こすため、建材などに被害を与えることもあります。