タカラヤモリ

概要

タカラヤモリは、日本の固有種である小型のヤモリです。体長は5～7cmほどで、体色は灰褐色から赤褐色で、不規則な暗色の斑点があります。尾は太く、基部は膨らんでいます。主に屋久島と種子島に生息し、森林内の岩場や樹上に住んでいます。夜行性で、昆虫などを食べています。 比較的乾燥した環境を好み、樹皮の隙間や岩の割れ目などに潜んで生活しています。個体数は多くなく、生息地の開発や環境変化の影響を受けやすいと考えられています。愛らしい容姿とは裏腹に、野生動物であるため、むやみに捕獲したり、持ち帰ったりすることは避け、自然の中で観察することを心がけましょう。希少な種であることを理解し、保護に繋がる行動を促すことが重要です。