ミヤコカナヘビ

概要

ミヤコカナヘビは、日本の固有種である小型のトカゲです。沖縄諸島に生息し、全長は15～20cmほど。細長く、体色は褐色や灰褐色で、体側に黒褐色の縦縞が入っているのが特徴です。すばしっこく、樹上や草地などで昆虫などを捕食して生活しています。警戒心が強く、危険を感じると素早く逃げるため、観察は容易ではありません。近年、開発による生息地の減少などが懸念されており、保全対策が求められています。環境省のレッドリストでは絶滅危惧II類に指定されています。 乾燥した環境を好み、岩場や石垣などに見られることも多いです。その美しい姿と、貴重な存在として、自然環境保護の重要性を再認識させてくれる爬虫類です。