タシロラン Epipogium roseum NT 分類: 維管束植物 概要 タシロランは、光合成を行わない腐生植物です。葉緑素を持たないため、自ら光合成によって栄養を作り出すことができず、菌類と共生することで養分を得ています。そのため、暗い森林の土壌中に生育し、地上部には白い花茎だけを伸ばします。花は淡紅色で、独特の形状をしています。開花時期は夏から秋にかけてで、開花期間は比較的短いのが特徴です。日本では希少な植物であり、生育環境の保全が重要視されています。その神秘的な姿から、幻の花とも呼ばれています。発見は非常に稀で、生育地も限られています。