ヒメカイウ Calla palustris NT 分類: 維管束植物 概要 ヒメカイウは、湿地や浅い水中に生育する多年草です。独特の漏斗状の仏炎苞(ぶつえんほう)が特徴的で、その中に肉穂花序(にくすいかじょ)と呼ばれる小さな花が集まって咲きます。仏炎苞は白く、時に淡い緑色を帯び、上品な美しさがあります。葉は心臓形で、光沢のある緑色をしています。地下茎で繁殖し、群生することもあります。 花期は初夏で、湿地帯の景観に彩りを添えます。観賞用として栽培されることもありますが、全草に毒性を持つため注意が必要です。生育には湿潤な環境が必須であり、乾燥した場所では生育できません。