ヒメカカラ Smilax biflora NT 分類: 維管束植物 概要 ヒメカカラは、つる性の多年草で、森林や林縁などに自生しています。他の植物に絡みつきながら生育し、長さ数メートルにも達します。葉は互生し、卵形から広披針形で、縁には細かい鋸歯があります。小さな白い花を多数つけ、秋には黒い液果を結びます。比較的日陰を好み、湿り気のある土壌を好んで生育します。観賞用として利用されることは少ないですが、薬用植物としても知られ、古くから民間療法に用いられてきました。全草にサポニンを含み、解毒作用や利尿作用があるとされていますが、使用には注意が必要です。