ヤシャビシャク Ribes ambiguum NT 分類: 維管束植物 概要 ヤシャビシャクは、ユキノシタ科スグリ属の落葉低木です。山地の沢沿いや湿った場所に生育し、高さは1~2メートルほどになります。5月頃、淡黄緑色の小さな花を多数咲かせます。実は黒紫色に熟し、直径約1センチの球形です。葉は掌状に3~5裂し、縁には鋸歯があります。全体に腺毛が生えており、触ると少し粘り気を感じます。名前の由来は、葉の形がヤシャブシに似ていること、そして湿った場所に生えることからきていると言われています。観賞用として庭園などに植栽されることもあります。