ジョウロウスゲ

概要

ジョウロウスゲは、カヤツリグサ科スゲ属の多年草で、湿地や水辺に生育する植物です。特徴的なのは、その長く伸びる匍匐茎で、群落を形成します。葉は線形で、硬く、やや光沢があります。花期は春から初夏にかけてで、細長い花穂をつけます。花穂は雄花と雌花が分かれて付き、雌花からは独特の形状をした果胞がなります。観賞用として利用されることは少ないですが、湿地生態系において重要な役割を担っており、水質浄化や土壌浸食防止などに貢献しています。また、その丈夫さから、グランドカバーとしても活用できます。比較的耐寒性があり、育てやすい植物です。