ツガルミセバヤ

概要

ツガルミセバヤは、ベンケイソウ科の多年草で、青森県津軽地方に自生する固有種です。秋に開花するピンク色の小さな花が密集して咲き、紅葉する葉とのコントラストが美しいのが特徴です。乾燥に強く、岩場や崖地など、厳しい環境でも生育できる強健な植物です。多肉質の葉を持ち、水分を蓄える能力が高いことから、乾燥地での生育に適応しています。園芸品種としても人気があり、その可愛らしい姿と育てやすさから、ロックガーデンや鉢植えなどで楽しまれています。近年は自生地の環境変化によって個体数が減少傾向にあり、保護活動の必要性が指摘されています。