トクノシマカンアオイ

概要

徳之島に固有のカンアオイの一種で、常緑の多年草です。暗く湿った森林の林床に生育し、地面を這うように広がります。葉は腎臓形または心臓形で、表面には独特の模様が入るものもあります。花は暗紫褐色で、地面に近接して咲くため、目立たないことが多いです。他のカンアオイと同様に、花には独特の芳香があります。個体数は少なく、絶滅危惧種に指定されています。生育地の環境変化や盗掘などにより、その数を減らし続けているため、保護活動が重要です。 独特な葉模様と希少性から、植物愛好家の間では人気が高い植物です。