センウズモドキ

概要

センウズモドキは、キンポウゲ科トリカブト属の多年草で、日本固有の植物です。主に岩手県に分布し、高山帯の湿った場所に生育します。高さは30～80cm程になり、紫色の花を咲かせます。花は特徴的な兜状で、他のトリカブトと同様に強い毒性を持ちます。観賞用として栽培される場合もありますが、誤って摂取すると重篤な中毒症状を引き起こすため、取り扱いには十分な注意が必要です。 その希少性から、保護の対象となっている地域もあります。美しい花姿とは裏腹に、危険な植物であることを認識しておくことが重要です。