ツシマヒョウタンボク

概要

対馬に自生するツシマヒョウタンボクは、スイカズラ科の常緑低木です。早春、他の植物に先駆けて芳香性の白い花を咲かせ、その甘い香りは遠くまで漂います。花は筒状で、2個ずつ並んで咲くのが特徴です。実は楕円形で、熟すと赤く色づきますが、有毒なので注意が必要です。日当たりの良い場所を好み、生垣や庭木としても利用されます。独特の甘い香りを楽しむことができる、早春の貴重な植物です。葉は対生し、革質で光沢があります。比較的育てやすく、剪定にも耐えるため、管理しやすいのも魅力です。