ホザキキカシグサ

概要

ホザキキカシグサは、水田や湿地などに生育する一年草です。茎は細く、よく枝分かれして地面を這うように広がります。葉は対生し、円形に近い形をしています。夏から秋にかけて、茎の先端に小さなピンク色の花を多数咲かせます。花は小さく目立ちませんが、群生して咲く様子は美しく、観賞価値もあります。比較的生育旺盛で、環境によっては侵略的な性質を示す場合もあります。水質浄化作用があるとも言われており、アクアテラリウムなどでも栽培されています。日本の各地で見られますが、近年、生育地の減少が懸念されています。