エゾムギ Elymus sibiricus CR 分類: 維管束植物 概要 エゾムギは、イネ科の多年草で、北海道をはじめとする日本各地の高山帯や寒冷地に自生する植物です。根茎を伸ばして群生し、高さは50~100cmほどになります。葉は線形で硬く、ざらつきがあります。夏に、多数の小穂がついた穂状花序をつけ、淡緑色の小花を咲かせます。牧草として利用されるほか、土壌の保全にも役立ちます。乾燥にも比較的強く、踏みつけにも耐えるため、山地の斜面などでも生育可能です。 独特の硬い葉と、群生する様子から、他の植物とは容易に識別できます。 また、家畜の飼料として利用される他、観賞用としても利用される可能性があります。