トウシャジン

概要

トウシャジンは、キキョウ科ツリガネニンジン属の多年草です。山地の草原や林縁などに自生し、高さは30～80cmほどになります。茎は直立し、やや硬い毛が生えています。葉は互生し、披針形で縁には鋸歯があります。夏から秋にかけて、茎の上部に淡紫色の釣鐘形の花を多数咲かせます。花冠は先が5裂し、裂片は反り返ります。根は太く、薬用として利用され、鎮咳、去痰などに効果があるとされています。 比較的日当たりの良い場所を好み、乾燥にはやや弱い傾向があります。観賞用としても、その可憐な花姿が人気です。