ヤエヤマタヌキマメ

概要

八重山狸豆は、マメ科の植物で、沖縄の八重山諸島に自生する希少種です。低木状で、高さは50cmほどになります。葉は互生し、細長い披針形をしています。花期は夏から秋で、鮮やかな黄色の蝶形花を咲かせます。その姿は、まるで小さな狸の顔のように見えることから、この名前が付けられました。乾燥した林縁や草原などに生育し、土壌の浸食防止にも役立つと考えられています。近年、開発や生育地の減少により個体数が減少し、絶滅危惧種に指定されています。保全活動が重要な課題となっています。独特の美しさを持つ八重山狸豆は、沖縄の貴重な自然遺産と言えるでしょう。