ベニハシゴケ

概要

ベニハシゴケは、鮮やかな赤色やオレンジ色の地衣類です。葉状地衣と呼ばれる種類で、木の枝や葉、時には岩の上などに付着して生育します。その姿はまるで小さなハシゴが積み重なったように見えることから、この名前が付けられました。 乾燥時には硬く縮みますが、湿ると柔らかく、鮮やかな色が際立ちます。比較的都市部でも見られることがあり、大気汚染に強い種類として知られています。 ベニハシゴケは、光合成を行う藻類と菌類が共生した生物であり、見た目だけでなく、生態系においても重要な役割を担っています。その美しい姿は、自然観察の際に注目すべきポイントの一つです。