ヘビハゼ

概要

ヘビハゼは、汽水域から淡水域に生息する小型のハゼです。細長い体形が特徴で、体色は環境によって変化しますが、一般的には褐色を帯び、体側に暗色の斑点が見られます。河川の中下流域や湖沼、汽水域の干潟などに生息し、石の下や水草の間などに潜んでいます。雑食性で、小動物や藻類などを食べています。産卵期は春から夏にかけてで、卵は雄が保護します。環境の変化に比較的強く、分布域は広く、日本各地で見られます。近年は、開発や環境汚染の影響を受け、一部地域では個体数の減少が懸念されています。